ブブ美エクスペリエンス

ブブ美が体験したことや気になって調べたこと、実際に試した結果(人体実験)を発表しているブログ。ネットで見つけたレシピを作った感想なども書いてます。

ブブ美、『きのう何食べた?』の再現レシピでトラウマを克服するの巻

きのう何食べた?』に出てくる料理が本当に美味しい。

 

漫画やドラマの良さについては他の方が、言葉豊かに語っているので、私は割愛させていただきますが、これだけは言わせてください。

 

ケンジかーわーいーいー!!!!

 

シロさんとケンジの日常を見るお話ですが、やっぱりメインは料理。

所謂再現レシピというものをやってみました。

 

公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ~

公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ~

 

 

バナナパウンドケーキ

高校時代、当時の仲間内でお菓子作りが流行ったことがあります。

まあ、私も流行りに乗っかってバナナのパウンドケーキを焼いてみたことがあるのですが、なぜか羊羮が出来ました。

レシピは今回のとは違うもので、

材料は小麦粉とベーキングパウダー、砂糖、バナナだったと思います。寒天なんて一欠片も入れてません。

なのに、羊羮質の"何か"が出来上がって涙目になりながら食べました。後で詳しい人に聞いたらどうやら混ぜすぎが原因みたいでした。

そんなことがありましたので、「バナナ」と「ケーキ」の組み合わせはトラウマです。

しかし、物語に登場するバナナケーキがとても美味しそうなので、いっちょ、トラウマ克服と行きましょうか!!!

 

【材料】

ホットケーキミックス 180g (150g)

完熟バナナ 中2本 (小3本)

卵 MSサイズ2個

バター 110g(100g)

砂糖 80g(70g)

 

登場:きのう何食べた? 5巻 #38

ブブ美が作るのにかかった時間:1時間程度(焼く時間も含む)

 

 

カッコ内が本来のレシピの分量です。

ホットケーキミックスが180gあったのと、バナナが大きめのものだったので、その他の分量も大体でプラスしてます。

お菓子作りってキッチリ分量を守らないといけないのですが、『きのう何食べた?』に出てくるレシピの殆どが、大体の分量で美味しく仕上がるので最高。

大雑把王国の美味しければ良い党の党首としては『きのう何食べた?』に登場するお菓子は全て作りたい。野望です。

 それと、小麦粉やベーキングパウダーを使わずにホットケーキミックスを使うのはありがたい。

ベーキングパウダーっていつも使い切れないのですもの。

 

さあ!作るぞ!!と意気込みましたが、ここで問題発生。

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バナナがまっ黄色。

シミひとつ無い肌―…

 

レシピ本の材料にはわざわざ"完熟バナナ"と書かれていますし、漫画にも"必ず完熟バナナを!"と描いてますので、熟していないバナナを使うと美味しくないのかもしれません。

ブブ美ピンチ。甦るバナナ羊羮。

いや、待て、慌てるな。何か方法があるはず。

Google先生に聞いてみたところ、皮のままトースターにいれるとすぐに完熟バナナになるよーとのこと。よーし、早速試してみるぞー!


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黒くなったー!!!

焦げたように見えますが、表面が固く炭化していないので、焦げてません。

とりあえずバナナ問題は解消されましたので、次に進みます。

 

砂糖とバターを混ぜる。

このとき、バターは指で押すと跡が付くくらいの柔らかさにしておく。決してどろどろに溶かしてはいけない。と注意点が書かれていました。

 

どれくらいの柔らかさだろう。

冷蔵庫から取り出したてのバターを触ると。

石だー!!

いや、石は言い過ぎました。しかし、さっきまでバナナを触っていた人間からすると石のように硬く感じます。 勿論、指で押しても指の跡なんて残らない。

漫画には電子レンジで柔らかくする方法もありましたが、うちの電子レンジにそんな機能は見当たりません。

どうしようか考えあぐねていますと、目の前にはさっきまでバナナを完熟させるために使っていたホカホカトースターが!

電源は入っていませんが、余熱でも十分熱いのでとりあえずバターをトースターにボッシュート

 

バターを柔らかくしているの間に、材料の分量を計ったり、型にクッキングシートを敷いたりしました。

 

頃合いを見てバターを取り出します。f:id:bubumin:20190525184440j:image

もう既に指の跡がついていますが…f:id:bubumin:20190525184541j:image
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これでよし!!

バターに指の跡をつけている間、『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』の阿佐ヶ谷姉妹の「パン屋にいる人」を思い出しました。私は「玄関開けたらいる人」が一番好きです。

砂糖とバターを入れて文明の利器ハンドミキサーで混ぜ合わせます。

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白っぽくなったら、とありますが多分写真ぐらいで良いと思います。

美味しかったので私が正義だ!

 

溶き卵を少しずつ入れては混ぜ、入れては混ぜを繰り返し、ホットケーキミックスを投入し、また混ぜます。

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いよいよ、お菓子の生地って感じです。

 

漫画でも、この辺りでオーブンの余熱を始めます。温度は180℃です。

一旦、このボール(否、連邦の動く棺)を置いて、次はバナナです。

ここからはハンドミキサーを使わないのでミキサーの混ぜる部分、拷問器具みたいな部分ですね、それをお湯に浸けておきます。そうすると、洗うときちょっとだけ楽。

 

先ほど完熟にしたバナナを皮を剥いて潰します。必ず潰すときはフォークで!

フォークで潰さないと、バナナの水分が出てしまうらしい。ということは、べちゃべちゃケーキになる恐れあり。

 

べちゃべちゃケーキ…

失敗…

うわあああああああ!!!!

 

トラウマを乗り越えるんだい!


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ゴムベラで混ぜます。

あまり混ぜすぎると羊羮になるので、ゴムベラを6回転ぐらいさせて終了。

よく、レシピ本とかで「さっくり混ぜる」という表現を見ますが、「さっくり」ってどれくらいだよって毎回思います。

 

そして型に流し込みます。

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生地は結構固めで、水分多めのクッキー生地という印象。

型の隅々まで生地が液体のように流れてくれないので、ゴムベラで伸ばしてあげないといけません。

我が家のパウンド型は、寸法を測っていないのでわかりませんが、かなり大きめ。

レシピがケーキ2本分の分量のため、生地が中途半端に余ってしまったので、底の浅いパウンド型でも焼いてみることにしました。

 

型に流し込めたら180℃で40分焼きます。もし、20~30分経って表面が焦げそうなら170℃に落とすらしい。

30分だったので、覗き込んでみると底が浅いパウンド型の表面が大きいものに比べて黒い気がする。このまま焼き続けたら焦げそうなので、シロさんの助言通り170℃に温度を下げました。

 

40分経ったので竹串チェック!!

殿の仇ー!とズボッとケーキに刺して、抜いて竹串にベタベタの生地がついてこなければオッケー。

 

粗熱を取ってから型から外す、と本には書いてありましたが、先ほどから立ち込めるバターのふんわり優しい匂いにブブ美、我慢できませんでした。

 

火傷しないように型からケーキを出して、端を切って食べてみると…

おいしい!!!

 

程よく甘くて、バターの香りも豊か。

漫画でジルベールが言ってたように、「ふんわりバナナ ママの味」です。


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上が大きいパウンド型で焼いたもの。

下が浅いパウンド型で焼きました。f:id:bubumin:20190525223740j:image

上はふんわりパウンドケーキという感じですが、下は上に比べて香ばしく、パウンドケーキというより、フィナンシェやマドレーヌに近いですが、両方ともそれぞれ美味しかったです。

 

これでバナナのトラウマを乗り越える事が出来ました。

 

 

 

いちごジャム

【材料】

いちご

砂糖…いちごの半分くらいの重さ(きちっと保存したいのなら多めにしないといけないらしいです)

登場:きのう何食べた? 1巻 #4

かかった時間:4時間程度(イチゴに砂糖をまぶして放置する時間を含む)

 

 

これ、初めて原作を読んでからずっと作ってみたかったものなんです。

かれこれ10年片思いしていました。

ドラマのお陰で、ドラマにあてられた母がジャム用の苺を買ってきたのでやっと叶いました。

 

苺を洗って、ヘタをとっていきます。

この料理で一番しんどいのが、このヘタを取る作業。これが済めば後は楽です。

私は、100均で買ったリンゴのヘタ取り器で取りましたが、何度もギザギザ部分で手をぶっ刺したのでおすすめしません。慣れたら綺麗に素早く取れるようになりますよ!


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綺麗に洗ってヘタを取ったイチゴ。

これはインスタ映えすると思います。え?気のせい?

 

砂糖投入!
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砂糖の浸透圧でイチゴから水分が出るのを待ちます。少なくとも3時間は放置しないといけないので、私は午前中にイチゴに砂糖をまぶすところまで行い、その後昼食を食べ、軽く昼寝をしてから次の作業に入りました。

 

 

昼寝後、ボールを軽くふって様子を確認しました。

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砂糖が頑張ってイチゴの水分を連れ出してくれていました。

この行程はカットしてもいいそうですが、ヘタを取ってヘロヘロなので、休憩するのにピッタリです。

 

これを鍋にシュート!

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ファイア!!

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キャー!!!

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この間、あっという間です。

火は中火で木ベラで混ぜながら煮ていきます。

 

真ん中に集まっているのがイチゴのアクです。これは取らないといけないとのこと。

ドンドン出てるのでドンドン取りましょう。

 

アクは捨てては勿体無いです。

漫画に書いてありましたが、熱い紅茶を注いでロシアンティーにすると美味しいと描いてありましたので、試してみました。

 

美味しい!!!!

正直、これが飲みたくてジャムを作っている感はあります。

TOOTH TOOTHのローズティと合わせて「ストロベリーローズティや~」と楽しんでいます。

 

とにかくひたすら、アクをとります。

急いで取るので、アク以外も一緒に掬ってしまいますが、後で茶漉しにかけて鍋に戻せば大丈夫でした。

 

煮ていくとイチゴから色が抜けて白っぽくなります。写真?ありません。アクを取るのに必死で撮っている暇なんてありゃしません。

ただただひたすら煮詰めます。

すると抜けていたイチゴの色が、元に戻ります。一瞬のうちにです。刹那です、刹那。

この瞬間が綺麗、と漫画やドラマで紹介されていましたが、本当に綺麗です。一瞬のうちに起こるので見逃さないように注意。


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全てのイチゴに色が戻ったら完成!

煮沸消毒していた瓶に詰めたら後は使うだけ。


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市販のジャムってゼリー状ですが、このジャムは水飴のようになります。さらさら。

味は屋台のイチゴ飴みたいで、鼈甲にイチゴの味がついてて、とても美味しかったです。

 

 

 

いやー、シロさんのレシピは本当に美味しいです。

それと簡単なものが多いのと、スーパーで手に入りやすい食材が殆どなので、気軽に作ることが出来ました。季節ものが多いので、旬以外に作るのは難しいものもありますが…。

今回は甘いものを再現しましたが、次はおかずを再現したものを紹介します。

 

バナナケーキのトラウマ克服!!!