ブブ美エクスペリエンス

ブブ美が体験したことや気になって調べたこと、実際に試した結果(人体実験)を発表しているブログ。ネットで見つけたレシピを作った感想なども書いてます。

気になる街を調べたの[新開地①]

これは私以外にもいると信じているのですが、自分の中にぼんやりとある記憶や古い写真や絵に描かれている場所が、自分が見ている風景と一致すると、脳内麻薬が出る方はいらっしゃいませんか?

 

お久しぶりです。泥沼ブブ美です。

年単位でブログを更新しなくなりまして、理由を申し上げますとずばりスランプです。

ネタが思いつかんのです。

それまではあれやこれやと書きたい事が浮かんでいたのですが、一人暮らしを始めたタイミングで、脳のリソースをブログのネタ探しから今日の晩ごはんを考えることに割かなければならなくなり、そうして日々を過ごしていると、ネタが全く出てこなくなりました。

 

緊急事態宣言中に何度か更新をしたのですが、以前のように、小っ恥ずかしさにまみれながらも何度も読みたくなるような文章が書けず、モヤモヤしているうちに日々が過ぎ、今日に至ります。

 

そんなある日、とあるお店の閉店告知を見つけます。

 

昇平堂書店と泉堂書店は、新開地から高速神戸間を繋ぐ地下通路街にあった本屋さんで、屋号や店主は変わっているかもしれませんが、少なくとも私に物心がつく頃にはすでにありました。

この二つはどちらも古書を扱う本屋さんで、通りに面している部分は小説や漫画雑誌が置かれており、価格も文庫本で1冊100円とかなりリーズナブルだったと記憶しています。

小さい頃、両親や祖父母に手を引かすれて歩いた時は、もっとたくさん古本屋さんが並んでいたように思っていたのですが、私が大きくなったのか本屋さんが減ったのか。

気になって調べてみたところ、もう一軒「上崎書店」という古本屋さんがあったのですね。

コチラは2017年頃に、新開地商店街一丁目にある本店と移転統合されたそう。

 

この三軒並んだ「昇平堂書店」「泉堂書店」「上崎書店」は「メトロ神戸 古書の街」と呼ばれていたみたいです。

地下道の中にある古書店。「古書の街」。「町」ではなく「街」

エモいでしょ?

こういうところで見つけた古ぼけた洋書を開くと、戦国時代に飛ばされたりするのです。

「え、私が軍師になって本能寺の変を阻止するの!??」的な恋愛ゲームが始まるんだ。日本最古の俺様系・織田信長と恋愛が始まってしまう。

 

と、まあ、ここまで聞くと、ミーハーがスマホチカチカさせながら、やってきそうな場所ですが、ところがどっこい、ここは新開地のお膝元。

新開地という場所がどんな場所かわからない方がいらっしゃるので簡単に説明しますと、神戸駅の西に位置する土地で、人類の叡智Wikipediaには「行くのははばかれる場所」なんて書かれています。オブラートに包まれていますが、要するに治安があまりよろしくないのです。

「神戸」と聞いて異人館居留地のお洒落な街並みを浮かべていくと衝撃を受けること必須です。

黄色×黒の柄シャツに金ネックレス、白のチノパンでセカンドバッグ(クラッチバッグではなくセカンドバッグ。ここ重要)と今日日、吉本新喜劇でしか見られないレトロコーデのおじさんや堂々と立ちションをするおじさんなど、令和とは思えない景色が拡がっているのが新開地。

いや、今はレトロブームだから、むしろ時代の最先端なのかもしれない。

そんな、街のお膝元にあったこちらの本屋さん。

何度か立ち寄ったことがあるのですが、私の印象は「AV!!」でした。

外側に配置された棚は先述の通り文庫本や雑誌、それとコンビニコミックス、古そうな全集や資料集が並んでいたのですが、外から見えない内側の棚を見るとAVが陳列されていたのです。

AVのほかに、外側に置かれたような本が並んでいたかもしれませんが、ズラリと並んだAVのインパクトが強すぎて、内側に並んだAVのことしか思い出せません。

色々と規制が厳しくなった昨今、コンビニに成人向け雑誌が並ばなくなって久しいですが、街中に突然現れるAVは刺激が強すぎので、頭から離れなくなってしまうのは仕方ないですよね。

そんなアングラな雰囲気を漂わせるその店の前を通るのは、なぜかワクワクするので好きでした。

 

しかし、4月のある日、通りがかるとこの閉店の貼り紙。

あるのが当たり前だと思っていた物がなくなるのはやはり寂しく、ぽっかりと開いた穴とまでは言いませんが、スマホを落として画面の隅についた小さな傷ぐらいの心のザラつきに。

それを抱えたまま実家に帰ったときのことです。

私が現在住んでいる付近は、母が幼少の頃住んでいた家まで徒歩20分程度のところでして。

帰るたびに母の思い出話や美味しいお店の情報などを仕入れてホクホクする、というのが帰省時のルーティン。

そのルーティンを行っているときに、メトロ神戸のちょうどバス乗り場の辺りにジャングルのような場所があったという話を聞きました。

あったような気がするけど、思い出のピントが合わず、記憶の紐の端を暗闇でずっと探している状態。

写真を見れば思い出しそうなので、インターネットで検索してみるのですが、文章での記録は有るものの、画像は見つからず、ずっとモヤモヤ。

視覚情報って大事だなぁ、なんて考えていると、今後の自分の為に今の町並みを記録すれば良いんじゃないか?

これは自給自足じゃい!!

 

と思ったら、どんどん書きたいことが浮かびまして。 

以前のような文章を書く自信はまだまだありませんが、できないといじけて何もしないよりは当たって砕けろととにかく書いてみることにします。

こうして残した記録が、未来の私と私と同じジャンキーの脳内麻薬の供給にも役立つし、私のように昔の思い出を周辺の人に聞くきっかけになれば良いな。なんて。

 

それに私は古い看板に目が無く、レタリングや色褪せに「萌え」を感じると、できるだけ写真に収めるようにしているので、これも併せて載せようと思います。

 

今回は新開地について調べたこと、撮影した写真を載せていきたいと思います。

というのも、新開地という土地、個人商店や映画館や劇場が立ち並んでいて、人も行きかう騒がしい土地なのに、寂しさのある感じが好きなのです。

戦前は「神戸一の繁華街」と称され、劇場や映画館、飲食店が多く立ち並び、かのチャップリンも訪れたことのある賑やかな土地だったそうです。

賑わっていたころの新開地を描いた絵ハガキを何度か見たことがあるのですが、劇場がズラリと立ち並び、その中にアーチ状の装飾がほどこされたコンクリート造の近代西洋建築と、瓦と木で作られ、大きな看板を付けた日本建築の商店がズラリと並んだ通りと、そこを歩く大勢の人。和洋折衷のにぎやかな街。

この姿の新開地と先述の現在の新開地が結びつかず、当時の面影が全く読み取れないのです。

大学時代に自分の研究使用した『春日社記録』や、教授が授業見せてくださった様々な中世の絵画資料の方がずっと古いのに、フィールドワークをするとまだ、現在と風景が重なる。

戦火や震災の影響を受けていないとはいえ、ここまで一致しないのは不思議で仕方ないのです。

居留地三ノ宮駅周辺は戦前の面影が汲み取れるのに、新開地はそれが出来ない。

新開地という町がどういう歴史を歩んだのか、日本で1,2を争うほどの繁華な街がなぜ「行くのははばかれる場所」になってしまったのか知りたいと思い、併せて調べてみたので、写真をともにまとめていきたいと思います。

 

しかし、「行くのははばかれる場所」と称されていても、通行人の方がたくさん歩いていらっしゃっていて、写真を撮りづらいので、都度都度アップできればな、と思っています。

 

 

新開地

写真の前に、新開地という町の成り立ちについて、先述より詳しく書いていきたいと思います。

新開地という町は明治時代に湊川の付け替えで出来ました。

湊川」と聞くと南北朝時代湊川の戦いで聞き覚えがある方もいらっしゃると思います。

現在も湊川という地名はあり、こちらについてもいろいろ書きたいと思っているので、湊川の解説はこの辺りで切り上げて、新開地に話を戻します。

日本に「新開地」という土地が爆誕したあと、劇場や寄席、活動写真館が次々と開業し、大正時代には聚楽館という松竹が運営する劇場がオープンします。

また、川崎造船所で働く人々が新開地を経由して通勤をするため、かなりの人々が行きかい、とてもとても賑わっていたそう。

大正時代の終わりごろには神戸タワーというビルが建てられ、東洋一の高さを誇っていたことから、当時の日本の最先端が詰め込まれていたのかな、と考えています。

昭和に入るとさまざまなライフラインが新開地とその周辺に集まり、映画館や音楽堂などが次々オープンし、更なる盛り上がりを見せ、日本の歓楽街を代表する一つになります。

しかし、太平洋戦争下にはいると、歓楽街の営業時間短縮、英米映画上映停止等の興業の制限が課せられたうえ、1945年3月の神戸大空襲に於いて、施設の大部分が焼失。

娯楽施設で焼けずに残ったのは「聚楽館」「神戸松竹座」だけだったようですが、戦後は続々と娯楽施設が復活。20件以上の映画館が軒を連ねていたそう。天国やん。

 

しかし、復興のスピードは三宮・元町エリアの方が早く、市役所等のインフラ施設も三宮の方に集約され、1960年代にはせっかくできた映画館も次々と閉鎖したそう。

祖父曰く、新開地の東側は進駐軍のキャンプ地だったとのこと。

参考に読んだ 村上しほりさんの『神戸 闇市からの復興:占領下にせめぎあう都市空間』に記載されていたキャンプ地の位置を記した地図とも合致しているようで、一番盛り上がっていた新開地本通りのすぐ真横に進駐軍のキャンプ地が敷かれたそう。

こちらの本によると新開地は進駐軍のキャンプ地も近くであったこともあり、戦後乱立した闇市の取り締まりが近隣の三宮・元町より厳しかったそう。

この「闇市」というものは実に面白く、神戸の古い看板や建物を語る上で外せないので、今後も言及していきたいのですが、今回、闇市に関してはこの辺りで。

この闇市の取り締まりの厳しさが、新開地復興の遅れの要因となったようです。

 

また追い打ちをかけるように路面を走っていた神戸市電廃線川崎重工業造船所の縮小により人流の低下が進み、どんどん寂れていったとのこと。

映画館などがあった場所にはパチンコ店が入り、日中から地べたに座って酒盛りをする人も多くみられたそう。

私の母は「新開地=怖い街」とのことで、幼少期は絶対に行くことが出来なかったと話します。

その頃の新開地めちゃくちゃ気になるので、それはそれでいつか調べてみたい。

1980年代になるとまちづくり団体の方々が「アート」・「遊び」・「都市居住」の3つを掲げて、街の再生の活動を行っていたそうです。

しかし、95年の阪神淡路大震災で活動は中断となります。

この阪神淡路大震災というものは、神戸という町を語るには切っても切れないもので、母曰く、この震災によってかなり街の風景が変わったそう。

震災が無かったら、私が喜びそうな看板や建物が残っていたかも、と言っていました。

この頃の私はというと、押せばコロコロと転がっていく玉のようにかわいい、起き上がりこぼしのような赤子でございましたので、記憶はございません。

 

なので、生まれていたのですが、街並みなんて全く覚えていないのです。

たらればで話しても仕方がないのですが、もし震災がなかったら、もう少し簡単に昔の町の様子をイメージ出来ていたのかな、なんて考えますが、簡単に想像できるのはそれはそれでつまらない気もします。

 

とにもかくにも、この震災復興により様々な建物が建てられ、先のまちづくり団体さんも新開地の復興を進めて、現在の新開地となったようです。

 

ということでビッグマンのある6丁目の辺りから1丁目にかけて新開地本通りを北上逆打ちで写真を撮ったのを纏めていきたいと思います。

 

BIG MAN

青色と赤色のオブジェが向かい合うように設置されていて、空いた空間にシルクハットを被った男性が浮かび上がるように見えます。

チャップリンをモデルにしているそう。

 

新開地劇場

大衆演劇専門の劇場とのこと。公演前に何度か前を通りかかったことがあるのですが、小学生ぐらいの女の子が嬉しそうに団扇を抱えて並んでいる姿がとても印象に残っています。

 

Cinema KOBE  

私の推し映画館の一つ。

CINEMA1とCINEMA2の2つのスクリーンを有する映画館。

映画館といえば「シネコン」で「完全入れ替え制」がメジャーになっておりますが、CINEMA1は2本立て上映の自由席。

一週間で上映する番組が入れ替わり、1,500円で映画が2本、その日の最終回1本は1,100円で見ることが出来ます。

私はよく仕事終わりにその日の最終回に駆け込んで、映画を見て、帰りは近くのラーメン屋で食事をする、という一連の流れがあります。

上映開始時に「ブー」というブザーが鳴り、上映が終わると「本日の上映は終了しました」と年季の入った録音音声が流れるのが堪らないのです。

あと、コロナ前はCINEMA2ではポルノ映画が上映されていて、昔の町の風景が残っている所も好きでした。今は上映をしなくなったようですけれど、時代の流れですかね。

 

 

なんだか好きな建物2つ。

「むらさき」というまさに名は体を表すカラオケスナック、堪らんでしょ。

紫一色の外観に黄色の庇がアクセントになっていてとってもおしゃれ。

ポスターの中の赤羽さん。このお店に貼る分だけ、「紫羽」に特別仕様にしてくださいませんか?

 

2枚目のRyuge書房も良いでしょ?この平成初期を感じる外観。

調べたところ、閉店してかなりの年月が経過しているそう。

それにしても、小さい頃、幼児向け雑誌の「おともだち」を買ってもらっていた事を思い出すような、当時の匂いが漂ってきます。


www.youtube.com

おともだちのCMで記憶に残っているのは、「おともだち!!」という掛け声で始まるバージョンのCM。

 

おともだちのCMを見たら、こっちも見たくなってきた。


www.youtube.com

このCM、見ているだけでワクワクしてくる。

ヒトカゲのファイヤーゲームで遊びたい。どんなゲームかわからないけれど、半日遊べる自信がある。

こういう単純なゲームが純粋な子供と疲れた大人に刺さるんですよ。

値段1,500円って書いてあるんやけど。。。

え、今ってこんなにするの?いや、昔からこれぐらいの値段やった??

今度実家に帰ったときに母ちゃんに聞いてみよ。

昔のCMを見るに、付録はペーパークラフトメインだったけど、今はガシャポンが作れるみたいなので、昔よりコストがかかっているから値段が上がっていると思うのだけれど。

そういえば、昔児童向け雑誌の付録のペーパークラフトでスロットがなかったけ?

今考えると英才教育。

 

三和ホテル

去年Twitterで話題になった三和ホテル。

宿泊料金は1泊1,100円という驚異のお値段。

どんなホテルか気になって神戸新聞のコチラの記事を読んだところ、かなりディープなお宿。大学の時に教授が話していた、玄関入ってすぐお風呂があった西成のドヤ宿よりも狭いと思う。

 

ボートピア新開地

この日は平日でしたので、路上で酒盛りしているおっちゃんは3人ほどでしたが、休日に行くと、先述の最先端のおっちゃんたちを見ることが出来ます。

缶チューハイを持って、おっちゃんたちの輪に入ってみたいと思うのですが、以前、飲み屋さんで話しかけてきたおっちゃんに、機嫌よく返事を返したら逃げられた悲しい過去があるので、勇気が沸きません。

Trauma

Trauma

  • provided courtesy of iTunes

 

 

3丁目からアーケードに覆われます。

 

 

 

大京聚楽館ビル

聚楽館の跡地に建てられたビルで、外観は聚楽館のイメージを意識してデザインされたそう。

2001年のオープン時はROUN1が入っていたのですが、2021年3月に閉店し、現在はパチンコ店になっています。

閉店の原因はコロナかと思ったのですが、神戸新聞の記事によると「ビルの賃貸借契約が終了」が理由らしい。

 

聚楽館時代はスケート場があったそうで、祖父の話によると大叔父が昔デートで来ていたという私以外にはTMIですが、素敵エピソードなので書いときます。

大叔父、大叔母との出会いはダンスホールで、交際に発展するものの、紆余曲折ありお別れすることに。その後、大叔母が地元に戻ることになり、最後にもう一度、と訪れたダンスホール大叔父と再会、結婚。

結婚の際に大叔母のご両親に反対されたものの、私の祖父が結婚を説得するため、大叔母の地元に行ったとなんという朝ドラ。その後無事に結婚し、現在に至るという朝ドラ。

祖父母の周りにはこういう朝ドラ的エピソードが他にもたくさんあるので、NHKさん取材待っています。

 

私へ、

NHKに媚びを売るなら、AVの話題を長々書くのはやめようね。

 

聚楽館のお隣はアーケードが復活した新開地本通り。

私はこのフリージアという看板に萌えを感じるのです。

 

他にも萌える看板がありましたので、まとめて載せておきます。

いいでしょ、いいでしょ。

特に最後の「フィリピン ショーラウンジ COSMOS」「イーゲルイン神戸」「ラウンジ童」の並び!

看板のデザイン、特に色使いが可愛すぎる。

可愛いものと並べたい。

 

「わんちゃん」

 

「猫ちゃん」

 

ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(1) (モーニングコミックス)

「ちいかわ」

 

「フィリピン ショーラウンジ COSMOS」「イーゲルイン神戸」「ラウンジ童」

最高。

ちなみにどのお店もインターネットで検索してもヒットしませんでした。ぴえん。

 

 

落語の常打ち小屋 喜楽館

 

パチ屋と飲み屋が並ぶ中にいきなり現れる教会

欲の中に佇むその姿は何とも神々しい。

ちなみにキリスト教といえばザビエルですが、教科書でもおなじみの『聖フランシスコ・ザビエル像』は神戸市立博物館に収蔵されています。

この夏、企画展で公開されているから、みんなで見に行こうぜ!!

 

この看板いいでしょ!!!

お店によって書体が違っているのも好きポイントですし、上のブーメラン型散光式警光灯はまだ光るのか。

ご存知ですか、パトランプの正式名称って「ブーメラン型散光式警光灯」なんですよ。

看板に書かれている春陽軒は、祖父が若い頃行っていた中華料理店らしく、味はお墨付き。

私は、湊川の方に贔屓にしている中華料理屋さんがあるのであまり行かないのですが、近々行くつもり。

 

 

そして哀愁が漂う3枚

左側の「セントラルプラザ」の書体が好き。

取り壊される前、何度も通っていたはずなのにこの場所にどんな建物が建っていたのか思い出せない。

思い出そうと記憶をめぐらしても、何も思い出せず、出てくるのは焦燥感と少しの苛立ちで悔しい。

 

冒頭に紹介した「メトロ神戸 古書の街」の一角だった「上崎書店」の本店。

所狭しと積まれた古本のほかに、古い映画のポスターや有名人のサインも売られています。

 

 

本通りはここまで。

看板の色がくすんでしまっているのですが、緑・オレンジ・黄・青で赤字ってかなりど派手な看板だったんじゃないかなと設置当時に思いを馳せてみたり。

あー、タイムマシンが欲しい。当時の色彩を目に焼き付けたい。

 

好きな看板たち第二弾。
特に一番右端の「750円均一」と書かれている書体が大好き。

大好きなのですが、心がときめく理由が分からないのですよね。

こうやってまとめているうちに、好きな理由が分かるのかな。

 

 

今回撮った写真は以上です。

本通りからそれた小道にも中々よい建物や看板があるので、今度はそっちの方の写真も撮りたいな。

 

 

さて、戦後の復興で後れを取ったとはいえ、恐らく1950年頃はまだそれなりに賑わっていたのではないかな、と祖父母の話を聞くと推測されます。

逆算すると1950年代は祖父母の青春期に辺り、新開地の印象を聞くと「賑やか」という回答が返ってきました。

造船所で働く人がいっぱいいた、と二人は話していたので、少なくとも70年代の造船所の縮小まではそれなりに盛り上がっていたと思われます。(造船所の縮小スピードまでわかればもっと明確になるかもしれません。)

 

一方で、60年代後半に生まれた父と母は「怖い街」と言っており、世代によってこうも印象が違う町って面白いなと思いました。

 

緊急事態宣言解除後の映画館に行ってきたレポ

関西は緊急事態宣言が解除されまして、私も22日から通常通り会社に出勤しております。

解除後初の土曜日とは言っても、まだ諸手を挙げて遊びに行く気はしないので、切れたお味噌を買いにスーパーへ行くのと運動不足解消の散歩をする以外は、家で過ごすことに決めていました。

アベマTVでメトロックの配信もありましたし。

 

最近はスーパーもチラシを組み込んでいないので、セール品はお店まで行かないと分からないため、専ら買い物は確実に安い業務スーパーが殆どです。夕方は混んでいるのですが、午前中の早い時間なら空いているので午前中に行くようにしています。

 

業務スーパーで買い物を終えて、帰途についているとふと、映画館っていつから空いているのか気になり、ほんの少し寄り道をして映画館の上映スケジュールを見に行きました。

 

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シン・ゴジラやってるー!!!!

私、好きな映画は?と聞かれたら邦画なら「シン・ゴジラ!」と答えるぐらいシン・ゴジラが好きです。因みに洋画だとバーレスクです。

出世には燃えませんが、あのお役所の硬い感じに萌えます。

無駄のない展開や人物、スーツを着たおじさま、自衛隊、それと石原さとみと好きなものしかない。

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一日3回もしているのか!!これは毎日でも行きたい。

DVDを持っているので、家でも見ることはできますが、爆発や建物が崩壊するときの内臓まで響く感じは映画館じゃないと味わえない。

もう一度映画館で見たいと思っていたんだよなー。

でも、自粛明けたばかりだし、映画館って密閉しているから怖いし。

いや、でもこれを逃すともう映画館でシンゴジを見る機会はないのかもしれない…。

ポスターの前であれこれ葛藤しましたが、クラスターを発生させないように、しっかりと対策をとっているだろう!と思い、映画館に向かいました。

 

映画館に着きますと、私以外に2人お客さんがいました。確実にお客さんより従業員の方が多い。

人が少ないなら、密になりにくいから大丈夫かなっと。

チケット販売の端末に行くと、1台ずつ距離をとって稼働していました。ここまでキッチリ対策をされているなら安心できると思い、映画を見ることにしました。

日中の上映だと人が多そうだから、念のために19時からの最後の上映回を選択。

 

写真を撮り忘れたのですが、座席選択をする際、指定できる座席と座席の間は2席ずつ距離が取られており、左右は勿論ですが、前後にも人が重ならないように距離が確保されていました。

恐らく、通常の座席の3分の1程度しか入られないようになっていたとおもいます。

 

 

時間まで自宅で過ごして、上映開始時刻に再び劇場へ向かいました。

向かっているときにふと、空席が着席できないようにされているか心配になりました。ロープなどを張っていないと、座れてしまいます。複数人で来た人の中には離れて座るのを嫌がり、指定を守らない人がいるのではないか。

居たら嫌だなー。もし、いたら係員さんに言ってなんとかしてもらえばいいのかなんて考えながら歩きました。

 

私は映画館で映画を見る時は必ずドリンクを買うので、いつもと同じように売店へ向かったのですが、上映時間が遅いせいか、はたまた元から開いていないのかはわかりませんが、売店は閉まっていました。

自販機もないため、飲食をしながら映画をみることはできません。後々思ったのですが、感染防止策かもしれません。

 

入場の際には検温がありました。

私、体温高めなのと、代謝が良いのですぐに汗をかくんです。

徒歩で劇場に来たため、ほんの少し汗ばんでて少し焦りましたがクリア。

通常だと、チケットをもぎられるのですが、出来るだけ接触を避けているのか、チケットは手渡さずに、目視での確認のみでした。

 

各スクリーンの前には消毒薬が設置されており、掌を消毒して入場しました。

これは係員の人が振りかけるのではなく、ただ置かれているだけなので、客が自主的に行う形です。

 

 

いざ、久しぶりの映画館!!

 

すでに予告が始まっていたのですが、お客さんが誰もいない。

これはもしかして貸し切りかー?とワクワクしながら席に着きました。

 

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指定外の席にはテープが貼られ、着席できないようになっており、私が行きすがら、懸念したことは解消されていました。

予告後には上映中はマスク着用の案内もながれ、しっかり対策をしてくれている劇場の心意気に安心して映画を楽しめました。

 

緊急事態宣言が解除されたとはいえ、劇場にはお客さんがほとんどいませんでした。

貸し切り状態はとても良いのですが、映画館が潰れてしまっては元も子もないので、私はなるべく映画館に行こうかと思っています。勿論、しっかりを対策をとったうえで。

私もしっかりと対策をしないと映画館にも迷惑がかかりますしね。

 

あと映画館は貸し切りでした。

石原さとみ独り占めだーい! 

 

 

行った場所:OSシネマズ 神戸ハーバーランド

URL:https://www.oscinemas.net/cgi-bin/pc/site/det.cgi?tsc=21120

 

シン・ゴジラ

シン・ゴジラ

  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

布引ハーブ園に行ってきたよの巻

ハーブに癒されてぇ…って時ありませんか?

 

去年の春、地元のラジオ番組を聴いていますと、神戸の布引ハーブ園の方がゲストで出演されまして、ハーブを使った料理の美味しさや心安らぐハーブティーの紹介、香りを楽しむ施設の紹介などをされていました。

その頃の私は推しに死亡フラグがビンビン立っていたため常に緊張状態で、眠れない日々を送る毎日。

そんな状態の私は"ハーブ"という癒しを求めるのは必至です。

ハーブ園で癒されてぇ…

お弁当やお菓子を持って、ハーブ園でピクニック。癒しの極みです。

ハーブ園でピクニックしてぇ…。そう思って日々を送っていますと、春が過ぎてしまい、夏は焼けるから行けないし、秋はハーブが枯れていく季節だろうし、冬は寒くて外に出るなんて正気の沙汰ではない、と季節がぐるりと一周していました。

 

Yりんと遊んだ時に「ピクニック行かない?」と聞きますと二つ返事で了承が帰ってきたので、その場で誘いたい子を入れたグループLINEを作成して、ハーブ園に行って来ました。

 

 


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景色が綺麗

神戸布引ハーブ園のここがすごい!!

アクセスがすごく便利!

大人数で行っても楽しい!

入園料だけでそこそこ遊べる!

布引魂!!

 


【2016年】【話題】【ファミマ店内音声CM】「帝京魂!帝京平成大学」

 

 

アクセスがすごく便利!

ハーブ園自体は山の麓にあるのですが、そこまではロープウェイで行きますし、そのロープウェイ乗り場は新幹線発着駅である新神戸駅にあるのですぐに行けます。

三宮で遊んでて、「ハーブの匂い嗅ぎてぇなぁ」なんて思ったらすぐに行ってハーブの匂いを吸引なんてことも簡単。

 

Real Face (通常盤)

Real Face (通常盤)

 

 

私たちのグループはJRを使う人間と阪急、地下鉄を使う者とそれぞれ居ましたので、JRと阪急組でまずは三宮駅に集合し、最後に新神戸駅で地下鉄組と待ち合わせをしました。

 

地下鉄組のS子ちゃんの助言により、地下鉄組との待ち合わせ場所は新幹線乗り場とは反対側の西側の改札口で待ち合わせたので、楽にロープウェイ乗り場に行けました。

東側の改札口で降りてしまうと、西改札まで戻らないといけなかったため、S子ちゃんマジグッジョブ。

 

地下鉄新神戸駅から矢印に沿って歩くとあっという間にロープウェイ乗り場です。

 

 

大人数で行っても楽しい!

大抵の観光地って大人数で行ったらアトラクションの定員や飲食店の座席数でバラバラになってしまったりしますが、布引ハーブ園はグループが分裂することなく楽しめました。

ロープウェイの定員が最大6人でしたので、1つのグループとして楽しめる人数は6人がMAXかな?と思います。

 

さて、食事ですが施設内にはレストランが1つ、カフェが複数箇所ありました。

休日ということもあり、1つのテーブルに6人が一緒に着くのは少し待つ必要がある、と言われましたので、「とにかく何か腹に入れてぇ」と考えていた私たちは、オープンカフェのようなフードコートで昼食を済ませました。

6人程が座れる机が縦にズラーと並んでまして、絵としてはハリー・ポッターに出てくるホグワーツの大広間のような感じ。あそこまで豪華でシックではありませんが、あんな感じで机が2列ならんでいるので、余程混んでない限り待たずに座れます。

 

 

 

入園料だけでそこそこ遊べる!

ロープウェイ乗り場で、ロープウェイの往復+ハーブ園の入園料として1500円を支払います。

まあ、私たちは1割引の1350円で入園しましたけどね。

窓口で安くしろって泣きわめいただろって?

いやいやいや、ちゃんと合法的に割引いて貰いました。

 

Yりんが勤めている会社の福利厚生特典で、1割引になる施設の対象でした。

しかし、ここで4人しか使えないという問題発生。割引を受ける残りの3人の座を争って闇のゲームを開幕することも辞さない雰囲気でしたが、私が勤めている会社でも同じ割引を受けられる福利厚生を利用していたので、無事に全員が割引を受けられました。

 

割引といえば、神戸市とその近隣の小中学生が貰える「のびのびパスポート」を提示すればのびのびパスポートを持参した学生は無料で施設に入ることが出来ます。

神戸市のサイトに因りますと、子どもたちの健全な育成を図り、教育環境をより一層充実させるためとのこと。

この「のびのびパスポート」は中々有能でして対象教育施設の入園料無料。

「教育対象施設」と書きますとお堅い感じがしますが、水族園や動物園なども無料になります。

泥沼家ではこれを使ってしょっちゅう須磨海浜水族園に行っていたため、お陰で私は魚に詳しい大人へと成長しました。

この魚は刺身でも美味しく食べられるだとか煮付けするのが美味しいなどと水槽の魚を見ながら、あーだこーだ言えます。

無事、健全な大人に育ってますね。

 

とにかく、各種割引が使えますので、事前に調べるのがおすすめ。

 

さて、入園料を払えば後は無料で遊べる施設がいっぱい。

個人的に熱かったのは

  • ラベンダーの摘み取り
  • ハーブの足湯
  • 芝生広場では遊具の貸出がある

 

 

 

ラベンダーの摘み取り

1人15本刈り取ることができ、全て持ち帰ることが出来ます。

私「勝負しようぜ!一番大きなラベンダーをゲットしたやつが優勝な!!」

K村「基準が分かり辛いわ」

 

他の面々にもラベンダー勝負は却下されましたが、いざ摘み取りが始まると皆、なるべく大きくて香りの良いものをゲットしようと吟味していました。

しかし、ラベンダー畑の場所が悪かった。

ラベンダー畑は坂の中腹にあるため、刈り取るためにしゃがみこむとめちゃくちゃしんどい。ラベンダーを摘み取るだけなのに脚がかなりしんどいため、大きいものを探すのをやめて、自分の近くにあった手頃な花を摘んで終了。

 

畑のすぐそばに持ち帰るようの包み紙が置いてあり、ラベンダーに紙をくるくる巻き付けて持ち帰るので、特殊な持ち物なども必要ありませんでした。


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これを干しておくとドライフラワーになります。

 

ちなみにこちらのイベント、6月の土日のみ。14時開始ですが30分程前から並ぶのがベストです。

 

 

ハーブの足湯

ハーブ園の中腹辺りに足湯が設置されております。

歩き回ってちょっと疲れてきたなーと思い出した辺りにあるので、足湯!入らずにはいられない!と20分ほど並んで入りました。

 

「ハーブの足湯」の名前の通り、浴槽の中にはハーブが入った袋が浮かんでおり、香りを楽しみながら足湯を満喫できるというもの。

私たちが行ったときはラベンダーの香りで、ラベンダーの香りつってるけど、どうせ大して匂いはしないんだろ?なんて思っていました。

ところがどっこい、浸かっている間ラベンダーの香りが充満します。

生物兵器と呼ばれたvery bad smellな私の足も、上がった後はラベンダーの良い香りに包まれました。毎日入りたい。足の匂いがラベンダーの女になりたい。

月や季節ごとに香りが変わるみたいで、過去の記事を見ますとカモミールローズマリーなどがあったようです。

 

足拭き用のタオルなんてわざわざ持って行くなんて面倒!という方には100円でタオルの貸し出しがあります。

 

タオル地のハンカチを持参していたので、これで足を拭こうと思い、課金せずにボーっとしているとK村が話しかけてきました。

K村「え、タオル借りひんの?」

私「ハンカチ持ってるもん」

K村「トイレ行った後どうするん?」

私「ブワーって風出るやつで乾かす」

K村「無かったらどうするん?」

私「ここが俺の第二のタオルだ!!」ズボンの太もも辺りを指差す

K村「…無いわー」

軽く引かれたので、100円を支払って足拭きタオルを借りました。

 

貸し出しタオルは袋に入っていて衛生的。ハンカチよりふた回り程の大きさしか無かったので、少し心許無く感じましたが見た目の割に吸水力があり、しっかり足を拭くことが出来ました。

 

よくよく考えた、べちゃべちゃになったハンカチを鞄に入れると鞄もべちゃべちゃになるので、タオルを借りてよかったなって思います。

ありがとよ、K村!!!!

 

 

芝生広場では遊具の貸出がある

下りのロープウェイ乗り場の近くに芝生の広場があり、のびのびと遊べるスペースと、ボールやフラフープが入った箱があります。 

この箱、広場の隅に置かれていて、ご自由に持ち出して遊んでいいよスタイル。

ハーブ園HPの過去記事を見ますと、バドミントンの貸し出しもある、と書かれていましたが箱に入っているのはボールとフラフープ、なわとびのみ。バドミントンで遊んでいる方はいなかったので、恐らくバドミントンの貸出しは終了した模様。

ブブ美ゾーンを披露したかったのに、残念。

 

皆で遊べるボール遊びに切り替えました。

ボールを落とさずトスを繋げる遊びあるじゃないですか。あの名前がわからない、蹴鞠の腕版みたいなやつ。あれで50回出来るまで帰らねぇーぞ!!と言って遊んでいると、近くにいた小学生が乱入してきたので一緒に遊びました。

 

小学生ってなんであんなに「お尻」や「おなら」が好きなんですかね。

 

K村「何か面白いこと言って」

キッズ「面白いこと~?うーん…おならぷっぷ~!!アハハハハ!!」

私「0点」

K村「厳しすぎるやろ、相手は小学生やで」

私「下ネタに頼るような大人になって欲しくない。笑いの英才教育や」

 

遊びながら色々話を聞いているとキッズのお家はクレヨンしんちゃんを見せてもらえないとのこと。

私が小学生の頃も学年に2~3人はクレヨンしんちゃん禁止の家がありましたが、こういうのって未だにあるのが驚き。

「おならぷっぷー」で喜んでいるようなら、クレヨンしんちゃんやボボボーボボーボボを見た日には笑いすぎておしっこ漏らすのではないでしょうか。お姉さん心配。

 

 

クレヨンしんちゃん禁止というのをキッズから聞いたK村が「この子、絶対芦屋の子やで」と言ったのが「おならぷっぷー」より数段面白かったです。

 

 

注意点

  • 虫がしこたまいる
  • 服装に注意
  • お土産を買うタイミング
  • 自販機がない
  • 1日で回りきれない

 

虫がしこたまいる

都会からすぐに行けるとはいえ、ハーブ園は山にあります。虫がかなり居ます。

着いた当初、虫を見付ける度に「うわっ!!」とか「ギャー!」と声を挙げていた私達ですが、帰る頃には帰る頃には払う素振りすらしなくなりました。虫への耐性が鍛えられます。

 

服装に注意

前述の通り虫がかなり居ます。

人間を刺したりしない虫もいますが、蚊や蜂があちこちに居ました。

蜂は殆どがミツバチでしたので、こちらから危害を加えない限りは刺されることはまずありませんが、数回スズメバチにも遭遇しましたので注意が必要です。

ミニスカートや短パンなど、肌を露出した服装は控えた方がいいでしょう。

また、アメリカのケーキのような色鮮やかな毛虫もいるので靴も要注意。


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薔薇園綺麗でしょう?

Yりん「BL本でよく見るやつー!」

私「百合でもよく見る。こっそり逢瀬を重ねる場所や」

などとテンションをあげていましたが足元にはかなりの虫がいました。

これからの時期暑くなりますが、サンダルはやめて靴、それも足首もガードされているものがオススメです。

 

あと、ヒールがある靴は絶対にやめてたほうがいい。

山を下って散策するルートが基本なので、いくら都会から近いとはいえ、ハイヒールで来るのは自殺行為です。

8㎝のヒールを穿いた方が居て、皆で「正気か?」と見守りました。

 

 

お土産を買うタイミング

観光地なのでお土産も売っています。

お土産屋さんは山頂とロープウェイ乗り場の2ヶ所。

一番大きなお土産屋さんが山頂にあるお店なのですが、山頂でお土産を買い込みすぎると、山を下るときが大変。

帰りにロープウェイ乗り場を通りますが、山頂のお土産屋さんより品数が段違いに少ないです。

もし、がっつり買い物をしたいという方はリュックサックで行くのがベストかもしれません。

 

 

自販機がない

園内には自販機がありません。

売店ハーブティーなどは売っていますが、ペットボトルのような蓋が付いてないので、その場で飲みきらないといけず、持ち運びができません。

ロープウェイ乗り場に自販機はあるのですが、ペットボトルのお茶が200円とテーマパーク価格なので、水筒やペットボトルを持参することをオススメします。

新神戸駅からロープウェイ乗り場への道中、スーパーがあるのでそこで調達もできます。

 

 

1日で回りきれない

1日いましたが全ての施設やイベントを体験できませんでした。

かといって、ディズニーやUSJのように泊まりで行くというまでもありません。ハーブ園には宿泊施設もありませんし。

 

イベントや施設の解説がHPに書かれているので行く前にチェックしておくと、取りこぼし無く回れると思います。

 

 

 

景色や綺麗な花が沢山咲いているので、写真を撮るのが趣味な方はなかなか楽しめると思います。

実際、カメラを持った方は沢山いらっしゃいましたし。

 

普段写真があまり得意ではない私でも、素敵な写真を撮ることが出来ました。



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ほらね?

 

【町で見かけた面白いもの】君の街まで

町を歩いてて見つけた気になった物をまとめてみました。

デトックスしちゃダメじゃない?

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この人から毒を取ったら、溶けてなくなりそう。


ねばーるくんよりセーフ

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「だし汁ブシャー!」って言いそう。


動物園が近くにあります。

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地下道を降りた先にこれが待ち構えていました。


効率的

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私は見たことがあります。
日中、彼が薬局の前で佇んでいると、子供が「サトちゃんバイバイ」って手を振っているところを。
彼の夜の顔がこれです。


君の街まで

君の街まで

【元町の地下街】ブブ美はHopeにいる

私は神戸市で働いているのですが、この地を、特に元町は自分の庭だと思っていたんですよね。
気になるお店は脚を運んで開拓するから、例えば「うどんが食べたい」なんて言われたら美味しいお店やその場から近いお店を挙げることが出来るようになりました。小籠包なんて5件は美味しいお店を紹介できる。

お洒落で綺麗な場所も存じてますが、薄暗いディープな場所も知っています。正直、そっちの方が性に合っている。
まあ、女の子とご飯に行くのはお洒落で綺麗な方が喜ばれるからチェックしているのですけどね。

町の両面を知っていると自負をしていました。
そんな事を考えているから、元町を歩く時、特に夕方、飲み屋さんが動き始める時間には「探偵はBarにいる」のモノローグをアレンジして脳内再生させてます。
あの、かっこいいテーマソングと共に。


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人口150万。 北に六甲山系、南に神戸港を有する神戸・元町。お洒落で洗練された街。私はこの街のプライベート・アイ。ーそう、探偵だ。


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私かっこいい。
これは大泉洋も裸足で逃げ出すかっこよさ。
「ーそう、探偵だ」って間を空けるところなんてハードボイルドの極みです。
ショーケン松田優作コブラ大泉洋、そして泥沼ブブ美。名を連ねても問題ないですね。



そんなハードボイルドな私の仕事は、探偵ではなく、電車やバスを駆使しての外回りです。4月の半ばに職種が変わるので、現場から離れるのですがそれまでは足を使っての移動が殆ど。なので町開拓も捗っています。


ここから地元のローカルな話になるので、地図と神戸市の交通について先に説明します。

神戸市の中心部は大体三等分できまして、東から順に「三宮」「元町」「神戸」で構成されています。


新幹線と神戸空港の連絡駅となっていて神戸市の中心部って顔をしている「三宮」

清楚の極み、可愛さと演技力が兼ね備えた女優界の天使、芳根京子ちゃん。
芳根京子ちゃんほんとかわいいですよね。名前からして優雅。
「芳根」ですよ。芳しいに根っこの根。
良い香りのする根に、京子というお名前。名前までかわいい。


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「失礼します」
良く通る涼しげな声が聞こえて顔をあげる。此処、職員室に来るのは自分宛で無い生徒が殆どだと分かっていても、声が聞こえたら顔をあげて声の主を確認をするのが癖になってしまっている。
目当ての教員の元になんら障害なく向かえる生徒もいれば、訪問先の教師の机が見付からず、オロオロする者、不在の教員の行先を確認しようとする者など様々な生徒がいるからそういった生徒の対応をするためだ。

先ほどの声の主は見知った顔で、私の顔を見ると、笑顔になり私の元に向かってきた。お目当ては私だ。
午前中に授業を行ったクラスの生徒で、授業終わりに回収予定だったプリントを持ってきてくれたのだろう。

「ありがとう。ごめんね、ここまで持ってきてもらって」
「いいえ、私たちが提出期限を延ばして欲しいって言ったのですから」

そう言って差し出されたプリントを受け取る。紙の束に触れると大体の生徒が提出している事が、紙の厚さでわかった。
教師になって数年だが、触れた紙の束がおおよそ何枚ぐらいあるのか判るようになってきた。
ベテランになると、無作為に取った紙の枚数がきっちり10枚、というようなマジシャンのような技を持つ教員もいる。上には上がいるものだ。

一番上に置かれたプリントの指名を見て、目の前にいる名前の主に語りかける。

「芳根、京子、さん」
「はい?」
突然名前を呼ばれて驚いたようで、名前の主は目を丸くして私を見ている。
その瞳を見て、私は昔、動物園で見たリスを思い出した。
その愛らしさに思わず頬に触れそうになるが、充満するコーヒーの匂いが、此処は職員室で複数の教員の目があることを忘れさせない。
今は席を外しているが、石原先生も直に戻ってくるだろう。日直の仕事を遂行してくれただけのはずが、あらぬ疑いをかけられかねない。

「良い名前ね。すごく素敵な名前よ、芳根さん」
「そんな…ありがとうございます」
「【京】という文字にはね、"人が集まる場所"という意味があるの。"ミヤコ"って人が集まる場所デショ?」

私の問いかけに「あ、ほんとだ!」と頷く彼女。そんな彼女の様子についつい"悪癖"のスイッチが入ってしまう。

「それとね、【子】という字。これには"はじまり"を表す感じの"一"と"終わり"を表す"了"という二字が含まれてるの。【京】と【子】この2つを合わせると"産まれてから死ぬまで人に囲まれた人生を送る"という意味になるの」

知らなかった、と呟く彼女。
彼女の瞳がキラキラと輝きを増して私を見つめるものだから思わず彼女の頬に触れてしまう。
彼女の暖かい頬と、彼女より少し温度の低い私の手の熱が溶け合うのが心地良い。

「名前を付けたのはご両親?素敵なプレゼントね。芳根さん」
「…京子って呼んでください」
「それじゃあ、"京子さん"」
「はい…」

彼女の熱と混ざりあった私の手は、最早彼女の熱を下げる機能はない。
そのまま彼女のしなやかな髪に触れようと腕を伸ばした瞬間、背中に衝撃を受けた。

「痛ぇ…」
「セクハラよ。セクハラ。…芳根さん、もうすぐ休み時間終わるよ?」

さとみ先生の言葉に慌てて「失礼しました」と職員室を退出してしまった。

「あー…京子ちゃん、行っちゃった…」
「ホント、いい加減にしなさいよ」
「えー、なにー、嫉妬してるの?」

緩む口許を諌めずに、さとみ先生の顔を覗き込むとすぐさま脛に一撃を食らう。

「痛いっ~!…素直じゃないねぇ」

私の呟きを無視してさとみ先生はテストの採点を始めた。
仕事の邪魔をしてはいけないので、私も先ほど京子ちゃんが持ってきてくれたプリントのチェックにとりかかる。

「でさ、私にはなんか無いの?」
「何が?」
「名前の意味みたいなの」
「さとみ先生、名前ひらがなじゃん」

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いや~、芳根さん可愛い!
そんな可愛い芳根京子さんが主演の2016年下半期朝ドラ「べっぴんさん」の舞台になったのが「元町」なんですよね。

そして、神戸と言われると海とそのそばに聳え立つ真っ赤なポートタワーの風景が有名ですが、これがあるのが「神戸」。

私は専ら元町や神戸で遊んでいるので、特に元町から神戸を繋ぐ、元町商店街の付近なんて庭だと思ってたんです。


そんな先日、仕事で阪神西元町駅で降りました。
運動のため会社の経費も気にすることが出来る優良社員なので西元町まで歩くか、JRの定期は所有しているので、JR神戸駅で降りて、西元町まで歩くのがいつものパターンでした。

この商店街のルートが私のお決まりルート。


この日は遅い時間であったのと、午前中も外回りを頑張っていたので、少し疲れていたため、阪神電車に乗りました。

そして、西元町駅で降りた時、怪しげな光が目に入りました。
怪しげな光に誘われて近付くとこの入口が現れました。




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なんだここ。

位置から推測するに、いつも歩く商店街の真下を通っている様子。
インディ・ジョーンズで冒険の楽しさを学んだ私は探検せずにはいられません。
奥地へと足を踏入れることにしました。


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電気は着いていますが、人っこ一人いません。それによくよく考えれば、私は鞭を持っていません。メイクはスパルコ大佐風だけど。


そのまま少し歩くと行き止まり。しかし、良く見ると階段があって、上に行けそう。でも、階段の前に履き古したクロックスが置かれているんですよね。怖くて写真を撮れませんでした。
さて、ここを進む勇気は私にはありません。私のステータス、勇気の欄は「頼りになる」ですから。この階段を昇るには「豪傑」まで上げないと無理。
私の冒険も此処までか、と振り返ると右手に階段発見伝。ここから外に出られるかもしれない!と階段を駆け上がります。



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階段は真っ暗なのですが、人感センサーがついているみたいで、昇っていくたびに電気がパチパチついていきます。モーゼ気分。怖い。

あとね、さっきから階段の下の方から足音みたいなのが聞こえるんです。
もう、ここから出るっきゃない!ってことで走って階段を昇ります。
すると、シャッターが閉まっていて行き止まり。詰んだ。

振り返ったらペニーワイズみたいなのがいたらどうしよう。
私、ピエロダメなんですね。昔、ぬ~べ~の映画を観てからピエロを見ると脚の間に虹をかけちゃう病気になっちゃったんですよね。
しかし、とにかく此処から脱出しないといけないので、仕事中だし振り返って背後を確認。よかった、誰もいない。
急いで階段を駆け下ります。
こういう時、階段を降りた先に人が立ってて持ってた鉈を振り下ろされてゲームオーバーがセオリーなのですが、幸いな事に誰もいない。
そのまま走って来た道を引き返しました。まさに敗走!といった感じです。

とりあえず脱出し、外回りの合間に「西元町 地下街」で調べるとお店が一件ヒット。
6タウン食味街という名前らしいです。

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入口にあったこちらのお店。人気店のようですが、残念ながら私はお酒が呑めないので、またの機会に。


検索の最中、「元町駅」の地下にも有ることを知ります。


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あなた、有楽名店街っていうのね!!!


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http://yurakugai.com/
HPから溢れ出るノスタルジヰ
行かなきゃ!!!

という事で、ちょうど帰り道と被っているので寄ってみました。



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着登板みたい。
電光掲示板の文字が変わるのをしばらく眺めてから、いざ行かん!



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看板にテンションを上げていると、右手に理容室が。うーん、ノスタルジヰ!!


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この昭和感!!!何故だかあしたのジョーを思い出しました。
時間が夕方なので、開いているお店は無く、準備中のお店が数件見受けられました。
殆どのお店のドアに「会員制」のプレートが貼られていたため、私のようなひよっこにはまだ早いですね。

先ほどの6タウン食味街とは違い、こちらは通り抜け出来ました。

私は阪神元町駅の西改札側から歩いたので、東改札の方に出るのですが、今の時期、観光客で地上はごった返しているので、うまく使えば抜け道として使えそうです。


この辺りは庭としてドヤッていたのですが、知らない場所がまだあったなんて。
元町のプライベート・アイを名乗るのはまだまだ先になりそうです。