ブブ美エクスペリエンス

ブブ美が体験したことや気になって調べたこと、実際に試した結果(人体実験)を発表しているブログ。ネットで見つけたレシピを作った感想なども書いてます。

【裁判傍聴】ブブ美、地裁に立つ!!

そうだ、裁判行こう

マイ・フェイバリット・シングス

マイ・フェイバリット・シングス

(好きなサックスプレイヤーはエリック・アレキサンダーです。)


このマンガを読んでから、裁判の傍聴に対する興味が湧いていたのですが、中々行ける機会がなく、後回しにしていました。
ところが、今年から年間5日間の有給の消化義務が、加わりましたので平日にお休みが取れる!
ということで、早速傍聴してきました。


でも、なんだか一人で行くのは勇気が必要。私の勇気のステータスは「頼りになる」なのですが、一人で裁判を傍聴するには「怖い物なし」ぐらいにしないと難しい。愛屋で麻婆豆腐定食を食べて来なかったことを悔やみました。

まあ、過ぎたことを悔やんでも仕方ありません。
一人で行けないのなら、誰かを誘えばいいじゃない??

という事で職場の方々にそれとなく「私、裁判を傍聴しに行こうと思うんですけどね~」と吹聴してみたのですが誰も食いついてきません。

よし、奥の手を出すか。

ー母だ。

私「お母さん、私、裁判見に行こうと思うんやけど」
母「そんな危ない。やめときなさい!」

20年以上この母の娘をやってきたので私は知っている。母は少しブシムスの気があるので、自分の固定概念にないものにはまず否定をする。
この否定を柔らかく解すことが必要である。

私「いやいや、お母さん。危ないことなんかないで。もう捕まっとるんやから」
母「それも、そうやけど…」

そして、私は知っている。
母が誰よりも"事件"というものが好きである、と。
消防車やパトカーのサイレンが鳴っているのが聞こえたら、ベランダに出て様子を覗くのがまず我が家では母だし、警察24時が放送されていると、必ずチャンネルを合わせている。
「ブブ美が好きな警察やっとるから、かけといたで」なんて嘯いていることを知っているんだ。

私「お母さんが行かんのやったら私一人で行ってくるわ」

ここで私は母を突き放す。そうすることによって母はあくまで"私の付き添い"という体裁を固められるからだ。

母「じゃあ、私も行くわ」

フィーッシュ!!

星川検事いるかなー??

漫画で予習をしていたとはいえ、やっぱりちょっぴり不安。
神戸地裁 傍聴」で検索すると裁判員裁判のお知らせを発見。しかも、休みを取った日が公判の第3回。
判決が出るひとつ前の公判のため、ほんとの途中からの傍聴になることが明白でした。
初めての傍聴で、裁判員裁判裁判員裁判ということは殺人事件ですから、ちょっとヘビー。
念のため母に裁判員裁判であることと、公判の3回目であることを告げると「どうせ見るなら殺人事件よ!」と私より乗り気な回答が帰って来たため、見る公判も決定しました。
(危ないとか言ってたんはどの口やんねん…)



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(裁判所 写真母がいたため、後日撮影)
ブブ美、地裁に立つ!!(はい、タイトル回収)

(ほんとはタイトルバックの時に流れるSEを入れたかった…)



階段を昇ると入口には警備員が立っており、一見さんお断りの雰囲気がすごい。
母がたじろぐのを感じ取ったが、ここまで来て引き返すと逆に不審者に思われそうなので、入口を通過します。
すると入って左手に金属探知機のゲートが設置されていて、さながら空港のよう。
金探、というか持ち物検査があることは漫画に描かれていなかったので、少し驚きました。

ゲートの前に立つ係の人に手荷物を預けると、手荷物はX線に通され、私はゲートをくぐるように促されます。
ゲートをくぐる前に鋏やカッターなどの刃物は無いか確認され、手荷物ともに安全を確認された後、中に入ります。

神戸地裁は入って右手側に、本日行われる公判の一覧が書かれた冊子が置かれていましたが、前述のように傍聴する裁判は決まっているのでこちらは確認せずに法廷へ直行します。

始まる15分前に着いたので、皆さんドンドン入室して行きます。
私たちが入室した頃には傍聴席の半数以上が埋まっており、二人並んで座ることが出来る席をキョロキョロと見回して探さないといけない状態。

席を探していると母から「ブブ美、こっち!」と呼ばれました。
声がした方に視線を向けると母が既に席を確保しているのではありませんか。
一列目。私の知識が正しければ、目の前は被告人席ですよね、母さん。
母が確保した席は被告人席側の一番前。
つまり、手を伸ばせば触れられる位置に被告人がいるのです。
仮にも人を殺めた人に触れられる距離に。
正直、座るのが怖かったです。しかし、ブシムスはそんな事を気にしておらず私に早く座るように促すのだから堪ったもんじゃありません。
でも、戸惑っていても仕方ありません。母の横に座り、時間になるのをおとなしく待ちます。

しばらくすると裁判官と裁判員が入室し、いよいよ開廷です。


傍聴した感想等については、ほかの裁判を傍聴した時のものと合わせて記事にしようと思いますので、今回は一旦これで。
この裁判で気になったことがいくつかあったので、自分なりに調べたことを次回は記事にしようと思います。